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2013/06/18

【第22回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭】日本初上映作品など14のプログラム

 LGBT(ゲイ、レズビアン、バイ、トランスジェンダー)を題材にした映画祭が、スパイラルホール(港区南青山)他で7月5日より2週間にわたって開催される。

 【東京国際レズビアン&ゲイ映画祭】は、1992年から20年に渡り開催され、観客動員数は延べ10万人を突破、昨年は稼働率92.5%を達成するなど年々高い支持を集めている国際映画祭である。買い付け、広報、宣伝、会期中のイベント業務までボランティアスタッフによって行われているのが1つの特徴で、チケットの売上、スポンサー収入、来場者の募金により運営資金が調達されている。

 運営委員会のリリースによると、今年4月の【東京レインボーパレード】は、総来場者数が昨年を大きく上回る12,000名に達し、日本国内でもセクシュアル・マイノリティを取り巻く環境は急速に変化していると言う。今年のカンヌ国際映画祭では、マット・デイモンとマイケル・ダグラスがゲイの恋人同士を演じて話題となったリベラーチェの伝記映画『BEHIND THE CANDELABRA』(米)を含むLGBTを題材とした作品が2本出品され、そのうち、レズビアンを題材にした作品『La vie d’Adèle(Blue Is the Warmest Color)』(仏・ベルギー・西)が最高賞パルムドールを受賞した。

 今回、【東京国際レズビアン&ゲイ映画祭】に集められた世界中の作品は、日本初上映の最新作ばかり。アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、スウェーデン、オランダ、イスラエル、台湾などから出品された海外ドキュメンタリー(4作品)、海外長編(7作品)、海外短編(短編集AとB)に加え、日本国内で製作された短編作品を観客による投票形式でグランプリ作品を決定するレインボー・リール・コンペティションなどがあり、会期中は14のプログラムを上映する他、トークイベントなど各種イベントが開催される。

 LGBTを題材とした作品の多くは日本国内の映画館で鑑賞する機会は滅多にないが、近年、同映画祭発の作品が国内で配給されるなど、同映画祭の社会的注目度も大きくなっている。「セクシュアル・マイノリティを題材としつつも、セクシュアリティに関係なく様々な人たちが楽しめる映画祭」という実行員会の展望通り、LGBTのための映画祭からみんなの映画祭へと変貌を遂げつつある。

◎イベント情報
【第22回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭】
期間:7/5(金)~7/6(土)東京ウィメンズプラザホール
7/12(金)~7/15(月・祝)スパイラルホール
会場:東京ウィメンズプラザホール(〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67)
スパイラルホール(〒107-0033 東京都港区南青山5-6-23 3F)
主催:東京国際レズビアン&ゲイ映画祭運営委員会
■公式サイト http://tokyo-lgff.org/
■Twitter @TokyoLGFF
■Facebookページ http://www.facebook.com/TokyoLGFF

◎チケットインフォメーション
■1回券(日時指定) 前売り:1,300円 当日:1,500円
■4回券(日時指定なし・前売り限定) 4,800円
■フェスティバルパス引換券(限定100枚)前売り:14,000円 当日:16,000円
チケットぴあ他で発売中

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